「今月上がる有望銘柄の一覧」などという、投資顧問会社の宣伝文句に惹かれて買うと、たいていカモになる。

どんな株も上がったり下がったりするのが普通で、上がりっぱなしというのは皆無だからだ。

個人投資家として何を買うかという質問をよく受けるが、極論を言えば何でも構わない。

しかし、倒産してゼロになるんでは堪らないし、出来れば赤字ではなく、多少でも利益を出して配当が貰える方が楽しみも増える。

さらに、ある程度のボラティリティがある銘柄で、ある程度の時価総額の企業がいいだろう。

ボラティリティが極端にすくなく、3ヶ月で変動が5%あるかどうかのところでは利益を確保しようがない。

また、株式総額が時価総額で1000億程度はないと小さ過ぎて変動が極端過ぎて落ち着かない。

 

株式の時価総額

 

大事な点は、空売りが可能な銘柄だということである。

だから、東証1部銘柄がベターで、2部やマザーズ、ジャスダックなどは余り勧められない。

取引銘柄は過去数年の罫線をよく分析して、予算に見合ったものを探す必要がある。

上り調子一本というよりは、数年で高値と安値が極端に変動せず、一定程度の幅で上下している銘柄が一番なのだ。

取引銘柄数は多くても5~6銘柄に絞り、年に1回効率の悪いのを入れ替える程度で、大半は同一銘柄を取引銘柄にする。

これ以上増やすと資金管理が完璧に出来なくなるので余り勧められない。

そして、上がっている時と下がっている時が利益を獲るチャンスとなる。

上がっている時は現物株を売却しなければ利確出来ないので、下がっている時こそ実現益につながるのだ。

上がるか下がるか不明の時は両建てしておくことで、どちらでも利益を出せるようになる。

だから、「株を買うより時を買え」という格言はまさにその通りだと思う。