貸借倍率とは信用取引で使われる用語だ。

似た用語で信用倍率というのもある。

基本的に同じような意味合いをもっている。

・信用倍率 = 信用買残 / 信用売残
(通常火曜の20時頃発表の制度信用一般信用を含む)

・貸借倍率 = 融資残高 / 貸株残高
(毎日発表の日証金速報で制度信用のみ)

ここで一般信用とは各証券会社ごとにルールを決めるため、取引できる銘柄、金利や貸株料、期限などは各証券会社によってなる。

そして制度信用取引証券取引所(東証)がルールを決め、取引できる銘柄、期限なども証券取引所が決めているため、どこの証券会社でもルールは共通だ。

 

貸借倍率
貸借倍率とTOPIXとの関連は?

 

貸借倍率大きいということは、その銘柄がこれから上昇するだろうと考える投資家が多いということを示す。

相場環境により貸借倍率1倍に近い場合は「好取組銘柄」と呼ばれる。

通常は貸借倍率1より大きいのが普通で、制度融資買建玉6ヶ月以内返済決済をしなければならず、これが将来の売り圧力になる。

だからいくら貸借倍率が高くても、まっすぐ株価上昇することはなく、返済決済をしながら上下に波打って罫線を描く。

貸借倍率低いということは、その銘柄がこれから下降するだろうと考える投資家が多いということを示す。

しかし貸借倍率くするのは、分子の融資残高らすだけではなく、分母の貸株残高えていることも考えられ、この場合は将来の買決済を迫られる買圧力になるので、必ず下降するとは限らず「踏み上げ相場」となって暴騰するケースもある。

従って貸借倍率の大きさだけでは今後の罫線予測は出来ず、融資残高増減変化貸株残高増減変化現在の株価の出来高トレンドも併せて考慮しなければならない。

いずれにせよ株価を決める決定要因にはならないのだ。