共産主義中国のハニートラップが米国新政権を揺さぶり、日本へも波及するか?

中国のハニートラップは時間をかけて米国に浸透していた

中国共産党の女スパイ方芳(ファンファン)の標的となったのは米民主党のカリフォルニア州下院議員エリック・スワールウェル氏だった。

最初に女スパイから接触を受けた2011年には普通の議員に過ぎないスワールウェル氏だったが、2014年には同氏の再選のための資金調達活動の中心人物となって活動をして、手下の実習生一人を事務所に送りこんでいた。

翌2015年にFBIから警告を受けたため、彼女とは絶縁をしたスワールウェル氏だったが、何年間にもわたり知らぬ間にスパイに協力していたことから、失われた国益は計り知れない。

「性を武器とする」女スパイに蝕まれる米国

JBpressによる報道では次のように次期バイデン政権に暗雲が籠めていることを匂わせている。

中国のハニートラップに全米激震も氷山の一角か
誕生前から嵐の予感、バイデン政権に中国旋風吹き荒れる

2020.12.25(金)末永 恵

中国のハニートラップは時間をかけて米国に浸透していた

中国のハニートラップは時間をかけて米国に浸透していた

米国の次期大統領は民主党のジョー・バイデン氏に決まったが、大統領就任前から嵐が吹き荒れそうな様子だ。

一つはバイデン氏の息子、ハンター氏。12月9日、連邦検察当局から税務調査を受けていることを明らかにした。

今年9月には上院国土安全委員会と財政委員会が、同氏の関与に関し、調査報告書を発表し、「ハンター氏と取引のあった中国人全員が、中国共産党および人民解放軍と関係があり、数百万ドルにも上る疑わしい取引や現金の授受があった」と断定している。

もう一つは、今回の大統領選にも民主党の指名争いに出馬したエリック・スウォルウェル下院議員(40歳、カリフォルニア州選出)。

中国共産党の女スパイと密接な関係になり、情報収集に協力していたという疑いが持ち上がっているのだ。

以下省略

ハニートラップは共産圏に顕著な諜報戦術

全米には彼女のようなスパイが数千名単位で存在しており、特に女スパイによるハニートラップが顕著である。

ロシアの女スパイだったアンナ・チャプマンは有名であったが、共産主義圏では何故か「性を武器とする」ハニートラップが諜報戦の常とう手段となっている。

これは自由主義圏では個々人に「性を武器とする」ことは違法という認識が働いて躊躇されるのが普通であるが、個人よりも社会が優先される専制国家、あるいは目的のためには手段を選ばずという非倫理的な教条主義が支配する共産主義諸国では合目的の理想的方法となるからである。

日本でも中国のハニートラップは侵食している

ましてやスパイ罪の存在しないわが国では、政界はおろか経済界や学会においても中国共産党によるハニートラップは全盛を極めているに違いない。

いわゆる親中派政界人などは過去を調べれば大抵が共産主義中国に弱みを握られているケースが見られ、そうでなくとも経済的利益の供与を約束されていることが圧倒的に多いのだ。

米国では政権移行に関わらずに断中傾向にあり、今後は企業・団体で大規模なレッドパージが推進されることになるが、同盟国の日本へも同様の圧力が強まることは間違いない。

共産主義中国は日本の友にはならない

政府自民党は現在のところ親中派議員に牛耳られていて、中国との接触を断つことには余りにもどかしい状態だが、いずれにせよ近い将来には欧米諸国から否応なく断中を迫られることになる。

1972年9月29日に田中角栄首相が日中国交正常化を成し遂げたが、それから半世紀にわたって日本は結局自分の首を絞めてきたようだ。

政経分離という大義名分だったが、やはり思想信条が余りに違う共産党であるから、距離を取って接触すべきだったのだ。

広大な消費市場に目がくらんで中国大陸進出を図った企業による資本の論理が破綻するのは時間の問題に過ぎない。