「権利落ち日」に株価は下がるか?
株式投資の楽しみの一つが年に一回は配当と株主優待がもらえることである。
個別銘柄ではそれぞれが個々に「権利付き最終日」を設けて、この日までに株券を購入すれば株主として株主名簿に登録されるが、一日購入が遅れると「権利落ち日」として配当や優待を受けることが出来ない。
購入後2営業日が「権利確定日」となっているが、この日や前日に購入しては株主名簿に登録出来ないので注意を払う必要がある。
多くの企業が月末を「権利確定日」としており、特に3月と9月に集中している。
「権利落ち日」には株価が下がるというのだが、本当かどうか6ヶ月間の日経平均株価のデータを調べてみることにした。
令和1年3月から9月までの半年間の調べたチャート図を下記に載せたが、赤色の円で囲ったところが「権利付き最終日」と翌日の「権利落ち日」である。
- 令和1年3月
- 令和1年4月
- 令和1年5月
- 令和1年6月
- 令和1年7月
- 令和1年8月
- 令和1年9月
令和1年7月だけが下降せずに上昇という結果であり、日経平均株価は概ね「権利落ち日」には株価が下がっていると言えそうだ。
7月は特に材料があったわけではなく、前日の米国株市場で主要株価指数がまちまちとなって方向感が見えずらかったが、為替が円安に振れたことなどから「買い優勢」となって上昇している。
人気の株主優待を提供している企業の株価は「権利付き最終日」に向けて上昇して行き、翌日の「権利落ち日」に下がることは確かなようだ。
クロス取引で株主優待をタダでゲットする
目当ての株主優待を得るために「権利付き最終日」までに株券を購入しなければならないが、「権利落ち日」には下落が分かっているので、「現物買い」と「信用売り(空売り)」を同時におこなう「クロス取引」をすることにより下落した場合の損害をゼロにすることが可能となる。
株式を購入して3日目以降には「現物株式の売却」と「信用売りの返済買い」を同時にすれば損金がゼロ(もちろん証券会社の取引手数料は若干必要)で株主優待を獲得出来ることになる。
この「クロス取引」は「損切不要の両建て投資法」の基本的手法として取り入れているので、下降トレンドでの「狼狽売り」を防ぐ有効な特効薬となっている。
もっとも「株主優待をタダでゲットする」というせこい方法なので自分は余り好きにはなれず、やはり株式投資の醍醐味は自分の保有する「株式」相場が大きなトレンドの波に乗って上昇することにあると思う。
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