株価の変動をとらえて新規売買建玉をして仕掛けるのが一般的な教科書解説であり、有名なのが「グランビルの法則」と呼ばれるものである。
上図のA、B、C、Dのところが買いシグナルとなっており、E、F、G、Hのところが売りシグナルである。
結果図を見ながらならば誰でも簡単に出来そうであるが、現実は当日のローソク足がどこにあったとしても翌日のローソク足の位置を予測することは難しいのである。
個別銘柄の変動は米国株式相場や国際為替相場などの影響を受けているから、単独では判断出来ないことが多い。
移動平均線が上図の通りに描かれているチャートが見つかったとしても、仕掛けた途端に思惑とは反対方向に走るのはよくあることなのだ。
また「グランビルの法則」のなかでAとEをゴールデン・クロスとデッド・クロスと称し、ここで仕掛けるのは素人でもハッキリと分かるので有りとは思うが、だましが多いので要注意である。
現実の株式相場では7~8割が上値抵抗線と下値支持線の間を往復する「持合い相場」となると言われる。
この場合には「休むも相場」あるいは「売るべし 買うべし 休むべし」と相場格言に従うのも一方法であるが、素人には中々「持合い離れ」の時期をつかむのが難しい。
思惑が外れた場合には早めに損切りをするというのが教科書では常識である。
AOI TYO HD日足チャート2018年6月22日(金)を見てもらいたい。
一番左側の棒グラフのところが価格帯別売買高と呼ばれるものである。
AOI TYO HD日足チャート2018年6月22日(金)
価格帯別売買高の大きいところ3ヶ所に白い横線を引いてあるが、まん中の一番長い線を中心として株価が上下しているのが分かるだろうか。
いわゆる株価の壁と呼ばれるところであり、この壁を中心に前後の他の壁との間を行ったり来たりするのが「持合い相場」である。
そして、売買高の大きいところが上値抵抗線や下値支持線とほぼ同じくなるのだ。
期間的には1ヶ月~2ヶ月程度であるから、信用取引期限の6ヶ月から見れば損切りなどを考える必要は全く無く、むしろこの線を目印に新規両建ての建玉をすることが望ましいと言える。
もちろん上昇なり下降なりを確信している場合は思惑に従えば良いのである。
この線の上下にある大きめの白い線に近づいたら利益確定をして実現益を増加させていく。
途中大きな含み損を抱える時期を迎えると、素人は大抵が損切りの狼狽売りに走り易いが、トレンドとは逆の反対玉を抱えていても、この投資はデイトレードではなく、中長期投資なのだから慌てる必要は全く無いのである。
新規両建ての建玉ならば含み損益には直接影響を与えないので何時たてても心配は無いが、直近の建玉の株価とは一定額の価格差を常に持たせなければならない。
上昇を確信した時などはついつい大口で新規買建玉をし易いが、上手く行くこともあるが後で後悔をすることが多いので欲は禁物である。
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