逆日歩がかかるのは
信用取引の空売りにかかる費用に品貸し料(逆日歩)と呼ばれるものがある。
各証券会社は「買い残」と「売り残」を相殺して、貸借倍率が1倍以下になり「売り残」の方が「買い残」よりも多くなると日本証券金融株式会社から貸し出す株を調達します。
しかし日証金でも当該株の供給が追い付かなくなる場合には当該株を大量に保有している金融機関や機関投資家から借りて来なければなりません。
いわば、その借り賃となるのが品貸し料(逆日歩)といえます。
4358TYOに逆日歩が発生するかもしれない事態となっている。
通常逆日歩は、空売りが多く人気薄となった時に発生することが多いのだが、4358TYOは今月28日に上場廃止され、AOIと共同持株会社設立して1株に持株会社0・18株を割り当てが決まっており、17年1月4日持株会社が上場予定であるため、多くの証券会社では新規信用売買を決済以外不可となっている。
そのため現物株の取引が主流となっているものと思われたが、突然12月13日(火)に107,000株の新規空売りが入ったのだ。
計算日 | 公表 | 買残 | 新規/返済 | 売残 | 新規/返済 | 倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2016/12/15 | 日証金 | 134,900株 +8,100 | 8,200 100 | 248,600株 +11,000 | 11,000 0 | 0.54倍 |
2016/12/14 | 日証金 | 126,800株 -1,900 | 0 1,900 | 237,600株 -1,100 | 200 1,300 | 0.53倍 |
2016/12/13 | 日証金 | 128,700株 +15,000 | 19,500 4,500 | 238,700株 +107,000 | 107,000 0 | 0.54倍 |
2016/12/12 | 日証金 | 113,700株 +1,000 | 1,000 0 | 131,700株 +200 | 200 0 | 0.86倍 |
2016/12/09 | 日証金 | 112,700株 -15,200 | 14,100 29,300 | 131,500株 +2,200 | 2,200 0 | 0.86倍 |
2016/12/08 | 日証金 | 127,900株 +300 | 3,400 3,100 | 129,300株 +1,700 | 1,700 0 | 0.99倍 |
2016/12/07 | 日証金 | 127,600株 -1,400 | 5,600 7,000 | 127,600株 -1,400 | 0 1,400 | 1.00倍 |
2016/12/06 | 日証金 | 129,000株 +4,000 | 9,000 5,000 | 129,000株 +4,000 | 4,000 0 | 1.00倍 |
2016/12/05 | 日証金 | 125,000株 -25,300 | 6,500 31,800 | 125,000株 +1,200 | 1,200 0 | 1.00倍 |
2016/12/02 | 日証金 | 150,300株 +11,300 | 11,600 300 | 123,800株 -15,200 | 0 15,200 | 1.21倍 |
2016/12/01 | 日証金 | 139,000株 +2,600 | 2,700 100 | 139,000株 +2,600 | 2,600 0 | 1.00倍 |
2016/11/30 | 日証金 | 136,400株 -800 | 2,300 3,100 | 136,400株 -800 | 0 800 | 1.00倍 |
2016/11/29 | 日証金 | 137,200株 +5,600 | 5,900 300 | 137,200株 +5,600 | 5,600 0 | 1.00倍 |
2016/11/28 | 日証金 | 131,600株 -24,200 | 1,000 25,200 | 131,600株 -600 | 0 600 | 1.00倍 |
2016/11/25 | 日証金 | 155,800株 +27,700 | 33,200 5,500 | 132,200株 +4,100 | 5,100 1,000 | 1.18倍 |
2016/11/24 | 日証金 | 128,100株 -200 | 6,200 6,400 | 128,100株 -200 | 1,000 1,200 | 1.00倍 |
2016/11/22 | 日証金 | 128,300株 +7,600 | 16,500 8,900 | 128,300株 +13,900 | 13,900 0 | 1.00倍 |
2016/11/21 | 日証金 | 120,700株 +8,200 | 8,200 0 | 114,400株 +1,900 | 1,900 0 | 1.06倍 |
2016/11/18 | 日証金 | 112,500株 +6,500 | 11,500 5,000 | 112,500株 +6,500 | 6,500 0 | 1.00倍 |
2016/11/17 | 日証金 | 106,000株 +5,000 | 5,000 0 | 106,000株 +5,000 | 5,000 0 | 1.00倍 |

TYO売買残2016年12月
これからの10日間程で下がると見たのだろうが、貸借倍率が0.5に近く逆日歩の発生する恐れが出てきたため、空売り陣営は慌てて買い返済決済をすることから相場は上昇すると思われる。
よく意味の分からない新規空売りである。
「カラ売り」と信用取引 [ 三木彰 ] |
直近の株式トレードの結果は次のとおりです。
16日(金)の日経平均株価は9営業日続伸した。
外資系寄付き前注文動向は売りが880万株、買いが690万株で差し引き190万株の売り越し 、金額ベースでは買い越しで、米国系ファンドは買い越し、欧州系ファンドは売り越しだった。
始値成行151円で9月20日 144売建玉1000株を返済買い決済して損切りしておく。
マイナス7000円の損失だ。
滅多に損切りをすることは無いのだが、逆日歩がかかったのではたまらない。
返済期日が12月27日までとなっている上、売建玉が買建玉に対して超過している状態にあり、品貸料(逆日歩)が掛かってきそうなので先に手を打っておいた。
TYO152(+1)、蛇の目854(+12)の終値で引けた。
直近のトレード結果の配置表は下記のとおりです。m(_ _)m
*日経平均株価 19401.15 127.36
12月16日 (金) 4358 TYO 前日終値 151
日付 約定株価 状態 差益 当日始値 151
6月17日 204 〇* -53
7月9日 196 〇* -45
7月26日 176 〇 -25
7月29日 164 〇 -13
8月12日 158 〇 -7
9月20日 144 × -7 始値成行決済
9月20日 144 〇 7
12月損益 0 含み損益 -143000 売1 ー 6買
⇓ ⇓ ⇓
12月16日 (金) 4358 TYO 前日終値 151
日付 約定株価 状態 差益 当日終値 152
6月17日 204 〇* -52
7月9日 196 〇* -44
7月26日 176 〇 -24
7月29日 164 〇 -12
8月12日 158 〇 -6
9月20日 144 〇 8
12月損益 -7000 含み損益 -130000 売0 ー 6買
12月16日 (金) 6445 蛇の目 前日終値 84.2
日付 約定株価 状態 差益 当日終値 85.4
9月24日 127 〇* -41.6
8月17日 108 〇* -22.6
12月損益 0 含み損益 -64200 売0ー 2買
今年度損益計
TYO 93000
蛇の目 3700
昨年度損益計
TYO 170000
蛇の目 -10600
配置表の見方を各用語毎に説明しておきます。
上表の一番左側が約定した日とその時の株価です。
状態の×は売建玉、〇は買建玉、〇*は現物株建玉の印で各1000株ずつになっています。
次の差益は当日終値からの差益になっています。
12月損益は当月の差益です。含み損益は残建玉の損益計でマイナスが損になっています。
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