WHOが名称を「COVIDー19」とした武漢ウィルスは生物化学兵器だったのか?

不安心理から真偽不明の情報も多数飛び交っている(写真:新華社/アフロ)

武漢ウィルスはバイオ兵器だったのか?

新型コロナウィルスに対する各国の対応は様々だ。

米国は最初から殆どバイオ戦争突入ではないかと思わせるような宇宙服同様の装備を米軍の航空機クルーに着させた上、中国から自国人を乗せて帰国させ、米軍基地内の病院に隔離している。

対応する時期が余りに早いことと、中国との国境閉鎖を日本とは違って、地域に関わらず断行していることから、米中貿易戦争の究極の延長線上にあるように見える。

この迅速な対応は米国の情報機関がいち早く新型コロナウィルス発生をバイオテロ発生に近いものと捉えていたからではないか。

日本のマスメディアでは圧力があるためか、バイオ戦争とかバイオテロ、あるいはバイオハザードという言葉はタブー視されているようだが、SNSでは「生物兵器」の可能性が密かに取り沙汰されている。

東洋経済オンラインに提携する中国の独立系経済メディアである「財新」のスクープ記事が掲載された。

新型コロナウイルス「生物兵器論」は本当なのか
専門家見解「人工で製造することは不可能」

不安心理から真偽不明の情報も多数飛び交っている(写真:新華社/アフロ)

不安心理から真偽不明の情報も多数飛び交っている(写真:新華社/アフロ)

「新型コロナウイルスは人間が造った生物化学兵器だ」という言説が、中国の内外で広まり始めている。中国の独立系メディア「財新」の取材班は、疑惑の根拠とされる論文や国内外の専門家を独自に取材。生物兵器説の真偽を検証している。

「陰謀論者は科学を信じません。私は国の専門機関が調査を行い、私たちの潔白を証明してくれることを望んでいます」。中国科学院武漢ウイルス研究所の女性研究員である石正麗は、2月4日、財新記者の取材に返信してこう述べた。「私自身の言葉には説得力がありません。私は他人の考えや言論をコントロールすることはできないのです」

以下省略

引用元:東洋経済オンライン

バイオハザードに至る3つの可能性

震源地でウィルスの発生源とされる武漢市の「華南海鮮市場」から約30kmにある中国科学院武漢ウイルス研究所は地理的に近いことから、同研究所からコロナウィルスが漏れたのではないかと疑われた。

「偶然が重なれば必然である」という言葉がある。

  • 疑われる理由の一つが、同研究所が国際基準で危険度の最高防護レベルであるバイオセーフティーレベル(BSL)のP4にある中国で唯一の研究機関であることが上げられる。
  • 更に、今までの人類史では初めてと言われる稀有なコロナウィルスが周辺で発生しているという事実。
  • また地元当局が中央政府からの指示を受けてパンデミックの危機を隠蔽したことから流行拡大が促進されてしまったこと。
  • そして習近平主席が約10日間という超スピードで武漢市に新型肺炎の専門病院を完成させるという離れ技を見せたことは、一党独裁の長所と言うよりはコロナウィルスの重大な危険性を事前に知っていたから出来たに過ぎない可能性が指摘される。

余りに偶然が重なっており、一般市民感覚からはどうしてもバイオハザードの疑念が拭いきれないのだ。

WHOが名付けた「COVIDー19」は人工的に作製されたのか?

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は「武漢ウィルス」という名称が中国人やアジア系への人種差別に結び付くことを警戒して、この新型コロナウィルスを「COVIDー19」という無機質な名前に変更させた。

河北省科学技術庁「2019新型肺炎救急科学技術難関攻略研究プロジェクト」救急難関攻略専門家グループのグループ長を務めている石正麗女史は今回のウィルス発生について、「実験施設とは無関係である」と強調している。

彼女の主張が正しいものかの判断は専門家だけが出来るのだが、少なくともゲノム編集によって改変されたウィルスではないようである。

未知のウィルスが実験室から漏れ出したのか?

ウィルス研究は両刃の劍である。

未知のウィルスに対する研究をしなければ、人類がもしも感染・発症した場合に手の施しようが無くなるかも知れない。

遺伝子改変によて生物兵器を創るという発想は論外であるとしても、地球上は様々なウィルスに満ち溢れているので、発掘作業中や地球温暖化の進行などによって隠れていたウィルスが顔を出すということは充分に起こりうる。

P4に該当する実験施設ではこのような様々な致死性ウィルスを集めて、培養しながら、抗ウィルス剤の生成に結び付けていることが予想されるので、万全を期して臨んだ実験でも漏れ出す危険性を完全にゼロには出来ないのではないか。

武漢市の医療従事者のコロナウィルス感染が相次いでいることから、どんなに注意を払ったとしても、P3あるいP4実験室からのウィルス漏出は充分考えられることである。

「華南海鮮市場」などを通して自然発生的に広まったのか?

華南海鮮市場で売られていたコウモリが原因だとする噂が伝搬しているが、商品として市場に並べる前には人間の手を使って加工されているわけで、爆発的に拡散されたコロナウィルスが、ある日突然に牙を剥いたと考えるのは難しい。

やはり、仮に自然発生的な感染だったとしても、鳥類がどこかでコロナウィルスに感染をした後で、武漢市内に伝搬したと考える方が無理が少ないように見える。

相手は目に見えない微小なウィルスであるから、人工的生物兵器製造の過程で起こった事故か、集められていた未知の自然なウィルスが漏れ出した事故かは分からないのが現実である。

武漢ウィルスが教えた中国覇権主義の野望

犯人捜しに夢中になっても解決策は何も生まれて来ない。

BC兵器禁止の条約を締結しても、無視して極秘に違反する国が無くならないのが現実である。

原水爆禁止運動でも言えることだが、各国とも総論賛成各論反対に流れており、根本的解決を放棄して自国第一主義が蔓延している。

各国がそれぞれに大学や国立の医学研究所、あるいは民間の研究所などを擁して研究を重ねていても、残念ながら公共とは言いながら実際は営利目的となることが多く、研究成果も特許を取るまでは極秘とされていることから、米国政府では中国のスパイによる盗窃が問題視されていた。

中国では労働者の福祉のためと言いながら、共産党管理の国家スパイを大量に産み出しており、社会主義国家を標榜しながら産業界に国家への忠誠を誓わせて、企業人も全てを中国共産党に従属させている。

対外的には一帯一路構想を唱えて、新シルクロード拡張を模索しながらの覇権主義を推進しており、中国への従属で人類の公共福祉に代えようとしているとしか思えない。

ある意味では今回の武漢ウィルスは中国の野望に鉄槌を食らわせているのかも知れない。

国際的な医療実験施設を設置しなければならない

安全保障に直結するABC兵器やP4レベルの感染症の研究などは、各国共同の国際研究機関を創って、個別の利害を乗り越えて進めなければならないことは当然ではないか。

中国で発生した新型コロナウィルスは、現実の恐怖に背を向けて全てを拒絶する米国と、止むを得ずに受け入れながら社会的対応を検討する日本という2つの流れになって来た。

東京オリンピックに向かう日本を、新型コロナウィルスに対する壮大な社会実験場として、ウィルス封じ込めに失敗するか、あるいは成功するかを全世界が注視している。

暖かくなれば自然に消えて行くことが期待される「COVIDー19」は人種差別や弱者差別に見られる自己中心主義を克服するために天が与えた試練なのかも知れない。