金正男氏殺害事件を迷宮入りとするマレーシアの保身に満ちた司法判断は北朝鮮の「悪の枢軸」を印象付けた

2017年2月13日に、クアラルンプール国際空港でマカオへの出国手続き中の金正男氏がインドネシア国籍とベトナム国籍の女性たちによって殺害された。

実行犯であった2人は当初より結果の重大性を知らなかったとして無罪を主張しており、裏側で「イタズラカメラの狂言殺人」を企んだ北朝鮮国籍の容疑者4名はモスクワ経由で母国へと帰国している。

 

イスラム教を国教とするマレーシアと同じく国民の8割以上がイスラム教徒であるインドネシアのシティ・アイシャ被告が2019年3月11日に検察当局より起訴を取り下げられて釈放されている。

国民の8割が仏教徒であるベトナムのドアン・ティ・フオン被告は訴因を殺人罪から傷害罪に変更して、同月にマレーシアの高等裁判所は禁錮3年4月の判決を言い渡したが、やはり5月3日に釈放された。

 

マレーシア・クアラルンプール近郊の高裁を後にするドアン・ティ・フオン被告(中央)=14日、ロイター

 

真犯人は既に出国しており、事件は闇に葬られることになったが、マレーシア司法当局の判断は極めて政治的判断を優先させた結果と見られた。

北朝鮮は得意の「人質作戦」を実施してマレーシア人の外交官ら9人を拘束のうえ、唯一の物証と見られた「金正男氏の遺体」引き渡しを実現させている。

もし、マレーシア司法当局が「正義」を重視していたならば、北朝鮮国内に身柄拘束をされていた人質の安否は覚束ないものとなり、得るものは国際社会からの賞賛に過ぎないだろう。

 

実行犯であるインドネシア人とベトナム人に対しても厳罰をもって臨んでいたならば、両国との外交軋轢から失うものは多く、得るものは余りにも少ない。

 

「三方一両得」の政治判断によってマレーシア政府は北朝鮮を敵対国へと変えることもなく、近隣のベトナムやインドネシアとは友好関係を築き上げることが出来たのである。

しかし、北朝鮮は「国家による犯罪行為」としての暗殺や「人質・拉致作戦」の現実を国際社会に見せつけたことにより、後の米朝首脳会談決裂後の国際評価を決定的なものとした。

一見は北朝鮮の一方的勝利で、マレーシアの負け犬のようにも見えたが、感情的な波紋は広がり、文字通り金正恩の「悪の枢軸」を印象付けた。

 

「すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。良い木が悪い実を結ぶことはなく、また、悪い木が良い実を結ぶこともない。(マタイ福音書7:17-18)」と言う聖書の言葉は北朝鮮の将来を表しているようだ。

 

 


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