中央銀行の金融緩和にも関わらず下落は止まらず
米国FRBが実質ゼロ金利を発表したことを受けて、各国とも緊急の歴史的な金融緩和をとっている。
日銀は金利は既に下げ過ぎており、これ以上は下げようが無く、金融市場への大量の資金を投入する直接的な量的緩和を行った。
日銀 3年半ぶり追加の金融緩和を決定 ETF買い入れ額2倍に
2020年3月16日 18時48分
日銀は16日、金融政策決定会合を前倒しして開き、新型コロナウイルスの感染拡大による景気の悪化を食い止めるため、3年半ぶりの追加の金融緩和に踏み切ることを決めました。多くの株式をまとめてつくるETF=上場投資信託などの買い入れ額を一気に2倍に増やし、金融市場に大量の資金を供給することになりました。
~以下省略~
引用元:NHK NEWS WEB
お隣の韓国中央銀行では0.5%の利下げをして、過去最低の年0.75%にしたが、やはり下落は止められない状況だ。
16日の韓国総合株価指数(KOSPI)は3%の急落で終えている。
欧州株でもアジア株でも状況は全く同じだ。
日経平均株価も4日連続して急落
前日の米国ダウが大幅反発をしたことを受けて、寄り付きでは前日比プラスで始まった東京株式市場だったが、徐々に新型コロナの感染拡大を懸念した投資家のリスクオフ心理によって前日比マイナス429.01と大きく続落している。
従来のケースであれば日銀が金融緩和を打ち出すとの好材料があれば、すぐに影響が表れて日経平均株価も反騰するはずだが、2016年11月以来となる落ち込みとなった。
株式相場は反騰の好材料を待っている
トランプ大統領の国家緊急事態宣言によって最大500億ドル(約5兆4000億円)の連邦政府予算を新型コロナウィルス対策として使えることになり、米国株式相場が大反騰をすることになった。
元々バブル傾向を示していた米国株価であるから、そろそろ下落トレンドに変わる可能性を取り沙汰されていたので、後追い相場であった日経平均株価も急騰することが予想されるが、個人投資家はすっかり臆病になっている。
少なくとも日銀による金融緩和措置などでは投資家心理もリスクオンにはなれないようだ。
アベノミクスの第二ステージを見直そう
アベノミクスの三本の矢は第一が大胆な金融政策、第二が機動的な財政政策、第三が民間投資を喚起する成長戦略であったが、2015年からは第二ステージとして新三本の矢を唱えていた。
第一に希望を生み出す強い経済、第二に夢を紡ぐ子育て支援、第三に安心につながる社会保障を掲げている。
武漢肺炎は経済を弱体化させてしまったが、第二、第三の矢を大胆に進めることによって、強い経済を取り戻すことが可能となる。
最初は強い経済の結果としての子育て支援や社会保障を考えていたのだろうが、どうやら順番を変えなければならない。
「社会保障の財源はどうする」と財務官僚の後ろ向きの態度が予想されるが、COVID19によって職を失ったり、売り上げ激減にさらされて廃業したり、感染して入院を余儀なくされた多くの人たちの救済が先である。
その目的のためならば緊急事態宣言も止むを得ないだろう。
株式トレード取引銘柄の状況
3月16日(月)の取引銘柄のチャート図と配置表は下記の通りです。
AOI TYO HDは寄り付きはプラスで始まったが、伸び悩み、十字線に近い「上影陽線(中陽線)」を作り反発した。
寄り付きで3月12日建値497円の売建玉がプラス79と利益が乗っていたので、前寄成返済買決済をして7900円の利益確定をした
このローソク足は高値警戒感・失望感と共に調整局面入りを暗示している。
出来高は148500株と先週末より大幅減少している。

AOI TYO HD日足チャート2020年3月16日(月)
当日の配置表推移
*日経平均株価 17002.04 -429.01
3月16日 | 月 | 3975 | AOI TYO HD | 前日終値 | 406 |
日付 | 約定株価 | 状態 | 差益 | 当日始値 | 418 |
———- | 1017 | 〇* | -2995 | 500株 | 現物株とりまとめ |
12月17日 | 746 | 〇 | -1312 | 400株 | |
3月12日 | 497 | × | 79 | 100株 | 前寄成返済買決済約定 |
3月12日 | 478 | × | 60 | 100株 | |
3月13日 | 406 | × | -12 | 100株 | |
3月13日 | 406 | × | -12 | 100株 | |
3月13日 | 404 | × | -14 | 100株 | |
3月損益 | 89100 | 含み損益 | -420600 | 売5ー 9買 |
⇩ ⇩ ⇩
3月16日 | 月 | 3975 | AOI TYO HD | 前日終値 | 406 |
日付 | 約定株価 | 状態 | 差益 | 当日終値 | 420 |
———- | 1017 | 〇* | -2985 | 500株 | 現物株とりまとめ |
12月17日 | 746 | 〇 | -1304 | 400株 | |
3月12日 | 478 | × | 58 | 100株 | |
3月13日 | 406 | × | -14 | 100株 | |
3月13日 | 406 | × | -14 | 100株 | |
3月13日 | 404 | × | -16 | 100株 | |
3月損益 | 97000 | 含み損益 | -427500 | 売4ー 9買 |
2020年度損益計
AOI TYO HD | ー14100 |
蛇の目 | 0 |
配置表の見方を各用語毎に説明しておきます。
上表の一番左側が約定した日とその時の株価です。
状態の×は売建玉、〇は買建玉、〇*は現物株建玉の印で100株単位になっています。
次の差益は当日終値からの差益になっています。
3月損益は当月の差益です。含み損益は残建玉の損益計でマイナスが損になっています。