国会質疑は「桜を見る会」に終始して、武漢ウィルスショックが日経平均急落を招く

予算委員会で質問に立つ蓮舫議員

日経平均が急落、2万3000円割れ

東京株式市場では日経平均株価が大陰線を引いて急落している。

昨年の11月以来3ヶ月振りの落ち込みだ。

日本中が相場の落ち込みに対して注目している。

日経平225日足チャート2020年1月30日(木)

日経平225日足チャート2020年1月30日(木)

新型のコロナウイルスの感染拡大が原因

下落の主原因は中国武漢市発の新型のコロナウイルスによる感染拡大に歯止めがかかりそうもないという悲観的観測にある。

全日空の専用機を相次いで派遣して邦人救出を急いでいるが、帰国出来た第一便の206名のうち3名の感染が確認されるなど、見通しは極めて厳しい情勢だ。

昨日の段階までは、オーストラリアでウィルス培養に成功したとの報道もあり、武漢から在留邦人の救出という希望の持てるニュースも加わって、若干下落に歯止めがかかるかと思われたが、状況は甘くは無かった。

ここまでに至ってはWHOもパンデミックの脅威を認めざるを得ないだろう。

国会質疑は迷走

一方、永田町では国会予算委員会で質疑がなされていたが、野党側の代表質問に立った蓮舫議員は「桜を見る会」の追求だけをしており、中国のウィルス対策についての質問はされなかった。

「桜」ばかり質問してくれるので与党としては楽だったには違いないが、本当に良かったのだろうか。

 

予算委員会で質問に立つ蓮舫議員

予算委員会で質問に立つ蓮舫議員 出典元:BLOGOS

 

野党側は質問がダブりとなることを避けるために、蓮舫氏が敢えて質問をしなかったという苦しい理由をあげているが、今、国民が一番知りたがっていることが何なのかは分かっているはずで、それをしないで昨年からの継続案件を取り上げて時間を浪費するなどは国会でやって欲しくはないのである。

【行き過ぎもまた相場】から【武漢ウィルスショック】へ

「行き過ぎもまた相場」と言われるが、相場は丁度振り子のように動くので、極端に上がった翌日には、また極端に下がることもある。

「山高ければ谷深し」という言葉もあるが同じ意味で使われており、今回の武漢ウィルスによる下落もそのうちに戻ることになるのだろうか。

国会議員の先生方は皆優秀なので東京株式市場での相場の下落に対して焦りも無く、悲観を全くしないのかも知れないが、夏にはオリンピックも控えており、このような悠長なことばかりやっていられないはずだ。

リーマンショックではないけれども、武漢ウィルスショックと相場史に刻まれないことを祈ろう。