景気循環は4つの波動(短期、中期、長期、超長期)が複合してつくられている
景気は拡大局面(好況期、ブーム、エクスパンション)と後退局面(不況期、リセッション、コントラクション)を順繰りに繰り返しており、細かく見ると短期、中期、長期、超長期の4つの波動の組み合わせで出来上がっている。
短期循環はキチン・サイクルと呼ばれて、周期が約40ヶ月
中期循環はジュグラー・サイクルと呼ばれて、周期が約10年
長期循環はクズネッツ・サイクルと呼ばれて、周期が約20年
超長期循環はコンドラチェフ・サイクルと呼ばれて、周期が約50年
キチンやジュグラーなどのサイクルの頭についている言葉は各研究者の名前に由来している。
それぞれの循環は、キチンならば主に企業の在庫変動に起因しており、ジュグラーは企業の設備投資に起因している、あるいはクズネッツは建設需要に起因しているとか、コンドラチェフは技術革新や戦争に起因しているとか色々と言われているが原因はよく分からないのが実状である。
人によっては木星や土星などの天体位相に原因を求めたりしている不思議な世界なのだ。
この周期は米国ダウ平均と日経平均の場合には若干相違しており、各国の相場でもそれぞれに違っているが、概ね平均値として捉えて問題ない。
市場に蔓延するリセッションへの恐怖
「逆イールド」はリセッションの前兆
個人投資家として一番気にかかるのが、いつ後退局面(リセッション)入りするのかということであるが、その予兆と思われる指標が8月14日の米国と英国で発生した。
米国債券市場において、10年国債利回りが一時2年国債利回りを下回る「逆イールド」が発生したのだ。
普通は長期に融資する場合の方が短期に貸すよりもリスクが増えるので金利を多くとるのだが、なぜか逆転して短期金利の方が長期金利よりも高くなってしまったのである。
米国では1990年以降に3回の景気後退局面を迎えているが、その全てにおいて直前に「逆イールド」が発生している。
とは言っても実際に「逆イールド」の発生から景気後退まではそれぞれ2年以上を要しており、「逆イールド」後にも株価はピークに向けて上昇したことが知られている。
14日の米株式相場は大幅に反落して始まっており、「逆イールド」に不安を感じた投資家のリスクオフ心理が集中した模様である。
リーマンショックを超える経済危機に対するアベノミクスの課題
2年も先の株価暴落を今から怖がって反応するというのも変だが、個人投資家としてはいつリーマンショック級の経済危機に陥っても大丈夫なように資金管理をして行く必要があるだろう。
2018年に中期循環のジュグラー・サイクルが下降を始めて、2019年10月には2%の消費税増税によって若干の景気冷却が起こるが、翌年の東京オリンピックで何とか乗り切ることになりそうだ。
2021年には短期であるキチン・サイクルが大底を迎えるので、オリンピック終了後に短期・中期の2つの波動が底辺に達する可能性が高い。
アベノミクスは迫りくるリーマンショック級かそれを上回る金融危機にどう立ち向かうのか、心配だ。
直近の株式トレードの結果は次のとおりです。
8月19日(月)の日経平均株価日足チャートは上下にヒゲを伴う「陰のコマ(短陰線)」をつくり続伸した。
前週末の米国株価指標が総じて好調であったことを受けて東京市場でも買い優先で始まったが、上値の重さを感じさせた。
このローソク足は失望感の中に気迷いと共に相場の転換を暗示している。
AOI TYO HDは上ヒゲを伴う「陽の寄り付き坊主(中陽線)」をつくり続伸した。
このローソク足は上昇期待感や高値警戒感と共に上昇一服を暗示している。
出来高は76900株と先週末より漸減している。
蛇の目は長い下ヒゲを伴う「陽のカラカサ(小陽線)」をつくり反発した。
このローソク足は上昇期待感と共に相場の転換を暗示している。
出来高は35200株と前日より漸減している。
AOI TYO HD652(+22)、蛇の目406(+7)の終値で引け、決済は見送った。
直近のトレード結果の配置表は下記のとおりです。m(_ _)m
*日経平均株価 20563.16 144.35
8月19日 (月) 3975 AOI TYO HD 前日終値 630
日付 約定株価 状態 差益 当日終値 652
———- 1017 〇* -1825 500株 現物株とりまとめ
5月8日 762 〇 -110 100株
3月25日 763 〇 -111 100株
7月3日 689 〇 -37 100株
8月13日 625 × -81 300株
8月損益 17700 含み損益 -216400 売3ー 8買
8月19日 (月) 6445 蛇の目 前日終値 399
日付 約定株価 状態 差益 当日終値 406
9月24日 1270 〇* -864 100株 現物株
8月17日 1080 〇* -674 100株 現物株
8月損益 0 含み損益 -153800 売0ー 2買
2019年度損益計(前月分までの合計)
AOI TYO HD -342100
蛇の目 0
2018年度損益計
AOI TYO HD 180500
蛇の目 500
過去の収益合計は前年度分だけ掲載致しました。
配置表の見方を各用語毎に説明しておきます。
上表の一番左側が約定した日とその時の株価です。
状態の×は売建玉、〇は買建玉、〇*は現物株建玉の印で各100株ずつになっています。
次の差益は当日終値からの差益になっています。
8月損益は当月の差益です。含み損益は残建玉の損益計でマイナスが損になっています。
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あしたはきっといい日になるよ!!(^-^)