日本の「文化と慣習」が新型コロナ感染爆発への最後の抵抗線となっている

政府のイベント自粛要請の一方で、東京・上野公園では大勢の花見客が桜を楽しんだ=21日午後

首都封鎖が現実のものとなるのか?

日本のマスメディアや政治家の習性なのか、余り突っ込まれたくない場合には横文字外来語で表現することが多い。

河野防衛大臣が「クラスター、集団感染。オーバーシュート、感染爆発。ロックダウン、都市封鎖・・・ではダメなのか。なんでカタカナ?」とツイッターに投稿して話題となったが、横文字にはショックを和らげる効果が期待されているようだ。

3月25日には小池都知事が東京都庁で開いた緊急記者会見で、「感染爆発 重大局面」と書かれたパネルを掲げる独自のスタイルで、都民へ週末の不要不急の外出を控えるように呼び掛けていた。

小池女史は乱世こそが彼女の時代背景として相応しく、水を得た魚のように躍動して見える。

どうやら日本の首都の東京はオーバーシュートを避けられており、ロックダウンをしなくても済む可能性さえ感じさせる。

日本の文化と慣習がコロナに打ち勝つか?

イタリアやスペインあるいは米国が直面している悲惨な状況に対して、東京が平静を保っていることに対しての羨望と疑念が報じられている。

日本の状況「世界が当惑」

感染増を回避、理由分からず

2020/3/27 10:49 (JST)

政府のイベント自粛要請の一方で、東京・上野公園では大勢の花見客が桜を楽しんだ=21日午後

政府のイベント自粛要請の一方で、東京・上野公園では大勢の花見客が桜を楽しんだ=21日午後 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は26日、新型コロナウイルスの日本での感染状況について「厳しい外出制限をしていないのに、イタリアやニューヨークのようなひどい状況を回避している」と指摘、世界中の疫学者は理由が分からず「当惑している」と伝えた。

日本が医療崩壊を避けるため、意図的に検査を制限しているとの見方を紹介。米コロンビア大の専門家は、日本のやり方は「ばくち」であり「事態が水面下で悪化し、手遅れになるまで気付かない恐れがある」と警鐘を鳴らした。

引用元:共同通信社

今まで中国やイタリア、あるいは米国などに比べて日本が曲がりなりにも感染爆発に至っていないのは、元来から日本社会が持つ清潔さと、マスクの着用が無難に実施されていて、他人に迷惑をかけたくないという社会心理を背景に、新型コロナの性質から偽陰性あるいは隠れ陽性と呼ばれる無症状感染者の存在が分かっていたために、やみくもに検査をして医療崩壊を起こさなかったことが挙げられる。

忍耐の時期に入った

しかし、今までが幸運だったに過ぎず、イタリアやスペインの現状が明日の日本になる可能性は少なくない。

世界中が準戦時体制下に突入しており、日本も桜の下での宴会なども「欲しがりません、勝つまでは」と言う戦時下の合言葉に従い、あらためて見直す必要が出て来ている。

鬱陶しい梅雨の季節になれば人間ばかりかコロナウィルスにとっても居心地が悪くなることが考えられるし、特効薬の発見が思いのほか早く進み、劇的に状況が変わるかも知れない。