マスクと三密(密集、密接、密閉)の回避と共にベーシックインカム導入を!!

マスクが今ほど見直された時代はありません。

様々な感染症の予防という観点からもマスクの必要性は叫ばれていましたが、逆に伝染病を象徴するものとして西洋では忌避されていました。

中国武漢発の新型コロナウィルスのパンデミックにより、過去忌み嫌われたマスクが欧米社会でも見直されて、需要の拡大に生産が間に合わない事態となっています。

マスクを自宅でも製造しようとするのは当然の成り行きで、ミシン製造メーカーである【蛇の目ミシン】の株価が急騰しました。

 

蛇の目日足チャート2020年4月10日(金)

蛇の目日足チャート2020年4月10日(金)

 

繊維メーカーやその他のメーカーを含めて製造ラインをマスクのために振り向けておりますので、日本国内だけであればマスク不足の問題は時間とともに解消に向かいそうですが、今までマスクとは無縁だった国際社会の需要により当面は生産拡大が続いて行きそうです。

感染拡大が続いた今年の2月に入っても、WHOではマスク無用論を喧伝していました。

しかし、この裏側で医療従事者サイドに医療用マスクが圧倒的に不足しており、外科医師用のサージカルマスクや一般の不織布マスクやガーゼマスクで代用したために多数の医療従事者が死亡していたのです。

ですから、マスク不足と言ってもウィルス感染防止対策としての本格的な医療用N95、N98マスクと、外科手術用のサージカルマスクと花粉症対策の一般用マスクと工事現場で使う産業用マスクを分けて考える必要があります。

@Pixabay

 

医療用N95あるいはN98マスク

もともと2002年11月に中国広東省から発生したSARSが猛威を振るった時に、空気感染を起こすウィルスは、0.5μm以下の飛沫核となり空気中を浮遊しており、最も捕集しにくいと言われる0.3μmの微粒子を95%以上捕集できることが確認されたN95マスクがありましたが、更に98%以上捕集可能なN98マスクとして注目を浴びております。

今回のCOVID‐19では医療従事者の感染が相次ぎましたが、その原因の多くはウィルスに対して外科用のサージカルマスクや一般の布マスク等で対したために感染を阻止出来なかったのではないかと思われます。

余りに微細で感染力の強力な新型コロナウィルスに対してはN95あるいはN98マスクの着用が不可欠です。

しかし、医療崩壊が叫ばれているおりに、わたしたち一般市民が医療用マスク入手に夢中になることは厳に慎まなければなりません。

一般用マスクはエチケットとして

一般用の不織布マスクやガーゼマスクを新型コロナウィルスからの防御としては、病院での現場においては殆ど役に立たないことは事実ですが、それでも近くの人への感染を減少させるためには有効と思われます。

発症前の潜伏期間が異常に長いCOVID‐19では、PCR検査で陰性の感染者が知らぬ間に感染拡大させることが予想されることから、仮に統計上の数値が低い地域であっても、既に相当程度が感染していることが考えられます。

お互いにマスクをして三密(密集、密接、密閉)を避ければ感染リスクの大幅削減に有効です。

密集から点在へ

【密集】の代表例としてバーやナイトクラブなどの風俗業、喫茶店やレストランなどの飲食業、ライブハウスや大規模イベント事業、通勤電車などが考えられますが、これらの店舗と事業を閉鎖することにより感染拡大から回避出来ます。

代わりにテレワークなどを推奨していますが、実施可能な企業は四分の一程度に過ぎず、満員電車も多少緩和されたくらいです。

このままの状態が継続すれば大半の企業が倒産するでしょう。

【密集】を反対の【点在】へ変えることで実社会での人的交流は極度に低下しており、代わりにインターネットのSNSを使ったものへと変化しております。

密接から離反へ

また顧客や隣人と相対して接近しながらの【密接】を避ける【離反(ソーシャルディスタンス)】が推奨されています。

事務所の同胞間でも互いに距離を取りながら【離反(ソーシャルディスタンス)】して会話をしています。

企業の営業部門などは人と接するのが仕事ですから、出来るだけSNSを利用しての接触に代えられます。

密閉から通気へ

おしまいの【密閉】はライブハウスやナイトクラブなどの閉鎖空間でクラスター感染が相次いだことから、部屋の【通気】が推奨されています。

これだけは空気の入れ替えをすれば出来ますから、日中は問題なく対応可能でしょうが、夜間に【通気】や【換気】をすることは至難となるでしょう。

SNSならば【密閉】や【通気】とは無縁となります。

根暗なオタクが見直される

【三密】に代わる言葉として【三疎】が考えられます。

【三疎】の点在・離反・通気という生活は、いわゆるオタクが代表としてあげられるかも知れません。

ほとんど他人と接触する機会の無いオタクは【三疎】を実践していると言えるでしょう。

最初から不要であるマスクを付ければ鬼に金棒となります。

国や自治体はあてに出来ない

【三密】を避けるのは比較的容易なことですが、オタク以外の一般人は仕事を失うリスクに直面します。

東京都の緊急事態宣言を受けて、新宿歌舞伎町では街毎大半の店舗が閉鎖されて、クラブのママさんたちは来月の家賃の支払いにも窮しており、従業員のホステスも失業を余儀なくされていることから、役所には相談電話が殺到している現状です。

ほとんど全産業に及ぶ自粛のために、潤沢な都財政をしても、オリンピック開催もあるので被害者救済はままなりません。

シンギュラリティの時代

新型コロナウィルスによる災害は一時的なものでしょうが、今後の社会では防疫的観点からの事業展開をせざるを得なくなります。

いつ再発するかも知れない災害に対して、起業は普段からの【三密】を避けた業種でのみ可能となります。

社会保障でさえ一業態を全滅させるほどの脅威に、従来からの保険的な意味合いではカバー仕切れない現実に全世界が直面しています。

文字通りシンギュラリティの時代が到来したと言えます。

ベーシックインカム導入の是非

自由経済の原則から、個人の権利を制限してでも公共の福祉を優先せざるを得なくなり、好むと好まざるとを問わずに社会主義的なシステム導入への契機となっています。

安部政権が実施を表明した名ばかりの「30万円支給」や訳の分からない「収入激減に対する救済措置」は自分が申請出来るのかどうかも分かりにくく、役所に一日かけて申請をしても認可されるか不明で、入金も数か月先になるという欠陥だらけの救済策です。

今日明日を生きるために難儀されている生活者にとっては冷静に申請書を書いている心理的余裕などはありません。

いずれにせよ危機が迫っている大衆の生命を救うために無条件給付が必須となっており、失業者は雇用保険未加入者が多く、失業保険だけでは焼け石に水と思われます。

究極の社会主義的政策と呼ばれるベーシックインカムの導入こそ、わが国の国難を救うカギとなるかも知れません。