中国の王毅国務委員兼外相が来日して尖閣諸島の領有権を一方的に主張したために与野党を問わずに反発を招いている。
日本の民間漁船が尖閣周辺で漁をするのを中国公船が追尾したりして邪魔をする事態を引き起こしながら、この海域は中国領海だから民間船を排除するようにと海上保安庁や自衛隊を牽制したのだ。
わざわざ中国の外相に注意されるまでもなく、日本の漁船は拿捕される危険があれば、怖くて安心して漁など出来るはずもない。
共産党中国の魂胆は、日本固有の領土である尖閣諸島で敢えて波風を立てることで昔から領土問題があったかのように見せかけて、膨大な軍事力を背景に事あらば占領して自国領土を拡大しようということにある。

王毅氏の言いっ放しを許したことに国民の怒りが高まっている(AP)
暴露された覇権主義中国の裏側
日中国交回復後にGNP世界第2位となった中国に対しては、日本の世論も当初は好意的に受け止めて、旅行客や産業研修生あるいは留学生として大量に受け入れるとともに、産業界も相互に交流を活発化させた。
覇権主義中国の裏側は新疆ウイグル自治区やモンゴル自治区あるいはチベット自治区への共産主義独裁に基づく中華思想教育の強要と民族絶滅計画の推進、また法輪功信者への弾圧と生体臓器移植、南沙諸島での人工島建設による軍事基地化から尖閣・沖縄への領土的野望など数え上げればキリがない程であるが、日本の産業界が安い労働力を求めて中国へ進出していたことから、見て見ぬ振りをして来たのが現実であった。
ところが武漢市発症の新型肺炎が全世界にパンデミックを起こしたことで、日本も好調だったインバウンド需要を犠牲にしても中国人への出入国規制を掛けざるを得なくなった。
それに伴い在日中国人バイヤーを中心としたマスク転売や中国政府のマスク買い占めを通して、いわゆる欧州での「マスク外交」が弱みに付け込んでいると西側諸国では嫌悪感をもって評価されたのである。
更に「一国二制度」を反故にして香港を接収したことから旧宗主国の英国のみならず、日本の大衆世論も遅ればせながら共産主義中国の真の姿を目撃することとなって、「親中」から「反中」あるいは「嫌中」へと大きく舵を切ることになった。
絶対平和主義の平和憲法では国土防衛は出来ない!
日本の左派陣営が主張するように、平和憲法を守り、民主主義に徹して軍備増強を否定することでは中国の増長を止めることは出来ない。
もちろん絶対平和主義が悪いというのではないが、日本が全世界を支配している状況下ならばともかく、北はロシアや朝鮮、西は中国に自国領土を武力によって侵されようとしている現状では全く無意味な思想である。
逆に利敵行為として国を売ることになりかねない。
やはり武力には武力の均衡を保つのが平和安定の条件ではないだろうか。
日本の3倍以上もある中国の国防予算
日本の高度経済成長期には自衛隊戦力も大したことは無かったが、それ以上に中国人民解放軍も戦闘能力が低かったのでインド洋と太平洋は実に平和であった。
それが今や2019年の中国の国防費が1740億ドル(約18兆5000億円)と公表されており、日本の防衛予算の3倍以上に達していることから差は歴然としている。
もし中国が日本を攻撃するならば通常兵器同士でも大人と子供の喧嘩となるに違いない。
唯一中国が直ちに侵攻しないのは米軍が控えているからである。
王毅外相来日の本音
今回の王毅国務委員兼外相は米国大統領選挙の間隙を縫って来日を果たして、返す刀で韓国を訪問している。
日米韓三国連携に楔を打ち込みたいとの心理と、反中に傾きつつある日本の世論動向を親中派議員の力を借りて元に戻したいというのが本音だろう。
直ぐに韓国へと足を運んだのは日韓離間と米韓離間を図って一挙両得と考えたのかも知れない。
「戦狼外交」が日本人の眠りを覚ました!
しかし如何に羊の皮を被ろうとも中国が狼として実施している「戦狼外交」は日本人の大半が目の当たりにしているので、コロナ以前に時間を戻すことは出来ない。
米国も尖閣諸島は日米安保条約の範囲として担保しているとの報道もされたが、日本自身が尖閣防衛を主体的に実行して初めて米国の支援も受けられるので、旧態依然とした態度では米国本土から不必要な米国人の血を流すことに反対する声が起こるのは間違いない。
米国史に初めて敗戦の歴史を刻んだのは自国内のベトナム反戦運動が主原因だったことを忘れてはなるまい。
日本も羊の皮を被った狼に!
政府自民党も二階幹事長を中心として政治経済を親中国に戻そうとしているようで、尖閣諸島に民間施設を築いたり、官庁の前線基地を作るなどという国民の要望は中国を刺激するとして排除されるのが確実な情勢である。
ホワイトハウスの政権が不透明でもあり、国際的に四面楚歌となっている中国は日本と韓国を自陣営に引きずり込もうとしているので、今は密かに海上防衛力を増強して将来の尖閣防衛に備えるのが取り得る最適の戦略となりそうだ。
中国の拡大する武力には相応な武力で対抗して均衡を築く以外にない。
そして一刻も早く尖閣防衛を海上保安庁から海上自衛隊へと引き継ぎ、米国と共同演習を実施して対抗すべきだろう。
中国に倣って日本も羊の皮を被った狼となるべきである。
株式トレード取引銘柄の状況
11月26日(木)の取引銘柄のチャート図と配置表は下記の通りです。
AOI TYO HDは長い上ヒゲと短い下ヒゲを伴う上影陽線(短陽線)をつくり反発した。
5月28日建値503円の買建玉100株が本日返済期限となっていたため、大引けで引成返済売決済をして、-78で7800円の損切りとなった。
また、新規後場引成買建玉100株を約定させて信用株だけで見れば売5-4買の売優先の配置としておく。
このローソク足は高値警戒感・失望感と共に調整局面入りを暗示している。
出来高は22600株と前日より減少している。
当日の配置表推移
*日経平均株価 26,537.31 240.45
11月26日 | 木 | 3975 | AOI TYO HD | 前日終値 | 424 |
日付 | 約定株価 | 状態 | 差益 | 当日終値 | 425 |
———- | 1017 | 〇* | -2960 | 500株 | 現物株とりまとめ |
5月28日 | 503 | 〇 | -78 | 100株 | 後引成返済売決済約定 |
6月17日 | 475 | 〇 | -50 | 100株 | |
10月5日 | 448 | 〇 | -23 | 100株 | |
11月26日 | 425 | 〇 | 0 | 100株 | 新規後引成買建玉約定 |
11月25日 | 424 | × | -1 | 100株 | |
10月23日 | 420 | 〇 | 5 | 100株 | |
8月4日 | 385 | × | -40 | 100株 | |
7月31日 | 368 | × | -171 | 300株 | |
11月損益 | 1500 | 含み損益 | -331800 | 売5ー 10買 |
⇩ ⇩ ⇩
11月26日 | 木 | 3975 | AOI TYO HD | 前日終値 | 424 |
日付 | 約定株価 | 状態 | 差益 | 当日終値 | 425 |
——– | 1017 | 〇* | -2960 | 500株 | 現物株とりまとめ |
6月17日 | 475 | 〇 | -50 | 100株 | |
10月5日 | 448 | 〇 | -23 | 100株 | |
11月26日 | 425 | 〇 | 0 | 100株 | 新規後引成買建玉 |
11月25日 | 424 | × | -1 | 100株 | |
10月23日 | 420 | 〇 | 5 | 100株 | |
8月4日 | 385 | × | -40 | 100株 | |
7月31日 | 368 | × | -171 | 300株 | |
11月損益 | -6300 | 含み損益 | -324000 | 売5ー 9買 |
2020年度損益計
AOI TYO HD | 12400 |
配置表の見方を各用語毎に説明しておきます。
上表の一番左側が約定した日とその時の株価です。
状態の×は売建玉、〇は買建玉、〇*は現物株建玉の印で100株単位になっています。
次の差益は当日終値からの差益になっています。
10月損益は当月の差益です。含み損益は残建玉の損益計でマイナスが損になっています。